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楽典問題  音程(完全系)

前ページの音程(完全系)が正確に理解出来ているかをチェックする為の練習問題です。まずは変化記号のない問題をやってみましょう。

音程練習問題1

おすすめの解答の手順

 

(1)変化記号を無視した状態で、「度数を下の音から数える」。

(2)その度数が「完全系なのか長短系なのか」を見極める。

(3)完全系のルールに沿って、変化記号がない状態での音程を答える。

(4)変化記号が有る場合は、2つの音の幅が変化記号によって「広くなるのか狭くなるのか」を考慮して、「増減表」を基に最終的な答えを導く。

 

上図の問題は変化記号がないので、(1)-(3)までで検証してみましょう。


 

解答(手順付きでわかりやすく解説してみます)

 

【問題①】

手順(1)四度

手順(2)完全系

手順(3)四度の例外は「ふぁしぞー」でした。この場合は例外には当てはまらない為、「完全四度」が正解です。

 

【問題②】

手順(1)八度

手順(2)完全系

手順(3)八度は上下二つの音が同音なら「完全」。答えは「完全八度」

 

【問題③】

手順(1)五度

手順(2)完全系

手順(3)五度の例外は「しふぁげん」でした。例外には当てはまらないので「完全五度」が正解です。

 

【問題④】

手順(1)一度

手順(2)完全系

手順(3)一度は同音なら「完全」。従って答えは「完全一度」。

 

【問題⑤】

手順(1)四度

手順(2)完全系

手順(3)「ふぁしぞー」に当てはまらないので、「完全四度」が正解。

 

【問題⑥】

手順(1)五度

手順(2)完全系

手順(3)出ました!!「しふぁげん」に当てはまります。なので「げん=減音程」ですから、答えは「減五度」となります。

 

【問題⑦】

手順(1)四度

手順(2)完全系

手順(3)またまた出ました!今度は「ふぁしぞー」に当てはまります。「ぞー=増音程」なので「増四度」が正解です。

 

【問題⑧】

手順(1)五度

手順(2)完全系

手順(3)「しふぁげん」ではないので「完全五度」が正解です。

 

 

完璧に解答出来るまで復習して下さい。完璧だった方は、以下の変化記号を含む問題をやってみましょう。繰り返しになりますが、まずは変化記号を無視した音程を正確に導きだし、そのあとで変化記号を考慮すると正確に解答出来ます。

音程練習問題2

実はこの問題は、先ほどの問題に変化記号を加えたものです。それを踏まえて解答すると。


【問題①】

変化記号をとった音程は「完全四度」。この問題は変化記号を伴うので手順(4)を考慮します。

手順(4)2音間は、上に♯がついているため、「半音1つ分広くなる」。この事から下記の増減表のコマを右に一つ進めます。ちなみに半音2つ分広くなる場合は右に2マス進めます。

楽典 音程の増減表

完全四度から「半音1つ分広くなる」ので、答えは「増四度」となります。

 

【問題②】

変化記号をとった音程は「完全八度」。下の音に♯で半音狭くなったので、左に1マス進めます。答えは「減八度」となります。分かってきましたか??

 

【問題③】

この場合、上下に同じ変化記号がついています。両方♭ですから実は音の幅は変わらないのです。なので変化記号を無視した音程そのものが答えになります。従って答えは「完全五度」になります。

 

【問題④】

変化記号をとった音程は「完全一度」。半音1つ分広くなりましたので「増一度」が正解です。

 

【問題⑤】

上下同じ♯なので変化記号は無視。答えは「完全四度」。

 

【問題⑥】

変化記号を無視すると、「しふぁげん」で減五度となります。この場合、上の増減表のスタート地点は「減」からとなります。上の音に♯がついているので、2音間は半音一つ分広くなります。すなわち「減」から右に1マス進めた「完全五度」が答えになります。

 

【問題⑦】

変化記号を無視すると、「ふぁしぞー」で増四度となります。スタートは「増」からになります。上の音に♭がついて半音1つ狭くなります。従って左に1マス進めると「完全四度」となります。

 

【問題⑧】

変化記号を無視すると「完全五度」。下の音に♭で、半音広くなりました。増減表のコマを右に1マス進めると、答えは「増五度」となります。

 

 

実際の楽典問題では、重減や重増も出てきますが、上記の考え方をしっかり理解出来ていれば、簡単に解答出来ると思います。是非ここまでをしっかりマスターして下さい。