調号から調を判定する、ちょっとしたコツ

調号を「♯いくつの時は、なに調で」とかいちいち覚えていないでしょうか?以下のちょっとしたコツを覚えれば、見た瞬間に判断出来るようになります。仕組みが分かれば簡単な「調号」をご紹介します。

調号の付き方を、呪文のように覚えよう

ファドソレラミシ

♯系の場合ファから五度づつ上の音に調号が付加されます。

(ファ)ソラシ(ド)レミファ(ソ)ラシド(レ)、、、、、、

♭系の場合シから五度づつ下の音に調号が付加されます。

(シ)ラソファ(ミ)レドシ(ラ)ソファミ(レ)、、、、、、

 

以下のように呪文のごとく覚えましょう!

 

♯系 ファドソレラミシ

♭系 シミラレソドファ(♯の逆順)

 

楽譜にすると

♯系は、下の「調号練習問題の④」のように

♭系は、下の「調号練習問題の⑧」のように付加されます。

 

 

♯系の調の調号判定

多くの方が知っているように「調」には大きく分けて、長調と短調があります。米英表記とドイツ語も併記しておくので、覚えると大変便利です。

 

長調 米英:major(メジャー) 独:dur(ドゥアー)

短調 米英:minor(マイナー) 独:moll(モール)

 

米英表記の場合はアルファベットはどちらも大文字です。例えば、ハ長調、ハ短調の場合C major(シーメジャー)、C minor(シーマイナー)と言った具合です。ドイツ語の表記の場合、長調は大文字、短調は小文字になります。すなわち、C dur(ツェードゥアー)、c moll(ツェーモール)となります。

♯系の調号判定

♯系の調号判定で覚えるべき事は、

最後についた♯の「一つ上の音」が長調の主音(始まりの音)

最後についた♯の「一つ下の音」が短調の主音 ※正し調号に従う。

の2点です。

 

上図、左上の例は♯がファのみついています。ファ♯の一つ上の音はソ=G、一つ下の音はミ=Eですから、

  米英表記で表すと、G major、E minor 

  ドイツ語表記で表すと、G dur、e moll

となります。

 

上図、左下の例は♯がファドソレラミとついています。最後のミ♯の一つ上はファですが、調号にファ♯がついているので、ファではなくファ♯=F♯が長調の主音です。短調の主音はレ♯=D♯となります。すなわち、

  米英表記で表すと、F♯ major、D♯ minor

  ドイツ語表記で表すと、Fis dur、dis moll

となります。

 

 

♭系の調の調号判定

♭系の調号判定

♭系の調号判定で覚えるべき事は、

♭一つはF dur(F major)

最後についた♭の一つ前の♭が長調の主音

長調の主音から三つ下が短調の主音(調号に従う)

の3点です。

 

上図、左上の例は、♭一つでF dur(F major)。これは残念ながら覚えるしかないです。短調の主音はファから三つ下のレ=Dなのでd moll(D minor)となります。

 

上図、右上の例は、♭がシミとついています。最後の♭の一つ前の♭が長調の主音ですから、シ♭=B♭、すなわち、B dur(B♭ major)です。短調の主音はシ♭から三つ下のソ=Gなのでg moll(G minor)となります。

 

上図、左下の例は、♭がシミラレソドとついています。長調の主音は、ソ♭=G♭、すなわちGes dur(G♭ major)です。短調の主音はこの音から三つ下がるとミの音ですが、調号に♭がついていますので答えはミ♭=E♭、すなわち、es moll(E♭ minor)となります。

 

最後に練習問題です。全問正解して下さい!


 

調号練習問題(ドイツ音名で答えましょう)

調号練習問題




答えは、



①A dur , fis moll

②H dur , gis moll

③G dur , e moll

④Cis dur , ais moll


⑤F dur , d moll

⑥Es dur , c moll

⑦Ges dur , es moll

⑧Ces dur , as moll


お疲れさまでした。