東京都港区在住・在勤・在学者向けの公開講座「港区民大学」で毎年ジャズに関する公開講座を担当させていただいています。毎回、大学生からシニアまで、様々な世代の方にご参加いただいており、楽器を使った実演なども含めた、分かりやすく楽しい講座を心がけています。1回づつ完結していますので、途中からの参加や初心者の方も大歓迎です。
平成26年(2014年)より担当させていただいている「みなと区民大学」は、港区と東海大学(高輪キャンパス)共催による生涯学習講座です。始めた当初は地域住民の方々を中心に、地域密着的にコンパクトに開催していましたが、数年後には区内外からの多くの参加者に恵まれるようになりました。コロナ禍にあっては対面での開催は「不可」となってしまい、本ページ下記にあるような「オンラインジャズ講座」を開講するなどしてなんとか継続してまいりました。
そして今期、令和四年度、まだ新型株の感染者も出ている社会状況ではございますが、関係各所のご協力により、ようやく対面での開催、そしてコロナ禍以前に多くの方々に足を運んでいただいていた「高輪キャンパス」でジャズ講座を実施できる運びとなりました。この場を借りてお礼申し上げます。
今回、令和四年度はハモンドオルガン奏者の金子雄太氏をゲストにお迎えし、オルガン実機とレスリースピーカを実際に搬入いただき、音色や空気感、ライブ感を体感いただく計画です。イヤホンやヘッドフォンでは味わえない空気振動を楽しみましょう!「ジャズ講座」ではありますが、単なる講義だけでなくライブ演奏と詳細な解説を混ぜた「レクチャーコンサート」の形で展開していく予定です。多くの方々にご参加いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
ハモンドオルガンの歴史・構造など楽器に関する紹介。著名なハモンド奏者や名演など。特殊な奏法に関する解説。※この日は「オルガン実機はありません」解説のみ。
レクチャーコンサート。本物のハモンドオルガンとレスリースピーカを持ち込んで、素晴らしい音色、空気感を体感いただきます。対談、演奏、最後に2人でセッションも?
会場:東海大学高輪キャンパス
定員:150人(抽選)
費用:1000円(2回分)
終了しました。
多くの受講者の方々に参加いただきました。ありがとうございました。近日、アンケート結果もアップいたします。
内容概要
【11/16】
1)発明家 ローレンス・ハモンド
2)狂騒の20年代アメリカ、テレ・ビュー(1922)、シンクロナス・モーター(1928)
3)電磁誘導とトーンホイール(1934)
4)ドローバー、プリセットキー、多列接点鍵盤
5)パーカッションスイッチ、ビブラート・コーラス・スイッチ
6)レスリー・スピーカー
7)ハモンド奏者入門
【11/30】
1)金子雄太さんご紹介
2)演奏(ハモンド)
You are the sunshine of my life
(Stevie Wonder)
All the things you are
(Jerome Kern)
3)氏所有のビンテージハモンドについて対談
4)ハモンドの起動から、ドローバー、多列接点鍵盤、プリセット鍵盤、足鍵盤、ボリュームペダルなど、オルガンならではの奏法など実演。
5)演奏(ハモンド)
The girl from Ipanema
(A.C.Jobim)
6)ソウルフルな「祈りの楽器」としてのハモンド
対談および演奏
ドヴォルザーク作曲(1893年)、交響曲第9番「新世界より」、第二楽章 通称「家路」 演奏
7)ハモンドオルガンの魅力とは
演奏
One
(Yuta Kaneko)
最後にセッション1曲
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