ジャズ講座について

はじめに

  「音楽を聴く」という事に正解、不正解はありません。素敵な音楽に出会い、自由に楽しめればそれで良いのです。私が、行政と協働して企画しているジャズ講座は「ジャズの聴き方を教える」様なスタイルではありません。いわゆるハウツー的なやりかたが好きではありません。尊敬すべき様々な時代のジャズの様式を、歴史や文化的な背景、変化していく音楽理論など、その作品のバックグラウンドを紹介することで音楽への理解を深めていただくことを目標にしています。作曲や演奏者としての自分自身の経験も生かして実演等も含めた楽しい講座を心がけると同時に、敷居の高いマニアックな話に終始せず平易な楽しい語り口調で講義を行っています。

 

 こうしたジャズ講座の活動が、音楽、特に「ジャズ」のリスナーが増えるきっかけになれば大変うれしく思います。現代ではイヤホンやヘッドフォンを用いてスマートフォンなどで音楽を聴く機会が多いと思いますが、私のジャズ講座ではこだわって、アナログレコードや高音質なオーディオ(オーディオマニアではないです)、実際の楽器、などを用いています。インターネットを通したデジタルメディアでは体験できない「その場の空気感」のようなものを感じ取っていただければ幸いです。そして、講座を通してジャズに興味を持っていただいた受講生の方々が、コロナ禍以降苦境に立たされているジャズライブハウスなどに足を運んでいただけるようになれば、私の微々たる活動も少しは意味を持つことになるのかもしれません。

スタジオモニターとレコードプレーヤを持ち込み、高音質で鑑賞します